韓国ドラマ ガラスの靴 あらすじ 第36話

韓国ドラマ ガラスの靴 あらすじ 
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韓国ドラマ ガラスの靴 あらすじ 第全話

韓国ドラマ ガラスの靴 あらすじ 第36話

ガラスの靴 第36話
 スンヒはホステスとなり飲めない酒を飲み、漢江の川辺で吐く。
「おい、大丈夫か?」と覗き込むチョルンに「あっちへ行けよ!」と毒づきながら更に吐く。
 「どこに消えたのかと思ったら、しょうもねぇ酒を売る店でホステスをやってたとはね。」
「関係ないわよ。」
「関係ねぇ?ソヌの人生を横取りしたじゃねぇか。しかもソヌが白血病になったのに知らんぷりしやがって。やっと本物の姉さんに出会えたのに死にかけているんだぞ。分かってんのか?」
「関係ないわよ。あいつが死のうが生きようが。」
「お前、いかれてやがるな。どれぐらい殴られたら、反省というものをするのかよ。」
「反省?私のどこが悪いの。ソヌが私からチョルン兄さんを取り上げなかったら、あの女がうちの家をかき乱さなかったら、私はここまでやらなかったわよ。あいつのせいで私の人生はボロボロになったのよ!」
「何もかも全部ソヌのせいにする前に、自分が何をやったか考えろ。ソヌのことは置いといて、自分自身のことを反省しろ。」
「理解できないわ。私の人生が、ひん曲がろうが、折れ曲がろうが、何の関心もなかったじゃない。なのに今頃になってお説教?いつから私のことを心配してそういう御大層なことを言うわけ?」
「ウ・スンヒ!」
「そうやって口を出したかったら、ソヌの心配でもしなさいよ。まぁ、ソヌもチェハ財閥会長の2番目の孫娘になったわけだから、チンピラ風情のアンタなんか相手にもしないかもね。」
「このクソ女!悪い性格は丸めて漢江に捨てちまえばいいが、ソウル市民が川の汚染で我慢できなくなるな。」
怒って立ち上がるチョルン。
「もう行っちゃうの?私を置いて。…酷い人」
涙を流すスンヒを振り返ってみるが、そのままチョルンは行ってしまった。

 さて、手術当日。骨髄移植のため手術室にソヌ(本物のキム・ユニ)とテヒが入る。
「大丈夫。必ず成功するわ!」と声をかけるテヒ。
手術が始まった。
テヒは心の中で「父さん!助けて。」と祈り、ジェヒョクは普段行くこともない教会に行って、「どうかソヌさんをお守りください。私の命と引き換えでもいいです」と祈る。

 手術室のドアが開いて、ナムグン(南宮)医師が出てきて言う。
「とりあえず手術は成功です。あとは術後の経過を見守らなくてはなりません。」
手術室の前にいたテヒ、ジェヒョク、ユン・ソジュンは喜ぶ。
「姉さん!助かったんだよ。おめでとう!」とソジュンが言う。
「テヒ、お疲れ様!」というチャン・ジェヒョク。
久々に笑顔を見せるキム・テヒ。
その様子を陰から見るパク・チョルン。

 地下道にホームレスが寝ている。
その中で拾ったジュースとパンを貪り食う女の物乞いがいた。
なんとそれはスンヒと共にキム・テヒの家から追放されたテヒの母親だった。
テヒの母親はパンをかじり終わると、スーツケースをずるずる引きずって当てもなく彷徨おうとする。
スーツケースが一人の横になったホームレスの足に当たる。
「なんじゃ、人に荷物ぶつけて…。」
怒って起き上がるホームレス。
それは何とファン・グット。
「あ!アンタ~~!」
「いったいどうしたっていうんじゃ。」
「家を追い出されて、1週間ぐらい旅館に泊っていたけど、お金もなくなって…。」
「スンヒはどうなった。」
「あんなクソ女、名前も聞きたくない!周りを騙して、バレたらさっさと逃げちまうんだから。それでアタシはどれほど苦労したことか!」
気の毒になって妻でもあるスンヒの母を抱きしめるファングット。
「もう、大丈夫じゃけぇ。わしがいるけぇのぅ!」
抱き合う2人を見て、周りのホームレスは呆れ返る。

 そしてスンヒの母とファン・グットは病院にやって来た。
ソヌの見舞いのため。
許してくれるかな…と病室のドアの前でうろうろしているとテヒが出てきた。
「あなた方!ここでいったい何をしているんですか!」
「ソヌが入院して治療を受けとるときいたけぇ、見舞いに来たんじゃ…。」
「あなたたち、まだ反省していないようね。あなた方みたいな詐欺師は警察に訴えないとダメかしら?それとも、妹をトラックでひいたんだから治療費を請求しようかしら。いずれにせよ、5年か10年、刑務所で暮らしたら?」
ソヌに一喝され「アイゴ~~!お許しください!」と跪くスンヒの母。
「許して?あなたたちがやったことは許せるレベルだと思って?」
ファン・グットもそれを聞いて跪き「頼む!こらえてくれ!わしがスンヒが偽物だと暴いたんじゃ。じゃけぇこらえてくれ!」とテヒを拝み倒す。
騒ぎを聞いてソヌが出てきた。
「もう立って下さい。」
「ユニ、あなたはまだ歩き回っちゃダメでしょ。ここは私が解決するからベッドに戻って。そこの2人!二度と私たちの前に現れないで!今度出てきて妹を苦しめたら、ただではおかないわよ!」
テヒがファン・グットとスンヒの母を一喝すると、二人は飛び上がって行こうとする。
そこをソヌが引き止める。
「これは私が入院するまで住んでいた家の鍵です。行くところがないのなら、しばらくここで過ごしてください。ほら、おばさん。受け取って下さい。そうでなくてもお姉さんの家を追い出されたって聞いて、心配していたんですから。周りの人は何と言ってもおばさんは恩人です。私を拾って育ててくれたわけですから。」
そう言って家の鍵を渡す。
「ソヌ…。本当にごめんなさい。あなたには随分悪いことをしました。ありがとう…ソヌ。」
涙を流すスンヒの母。
スンヒとは違い、やっと自分が犯した過ちの大きさに気が付き、この2人は真人間になったようだった。
その様子を見てほほ笑むテヒ。

 ユン・ソジュンのレストランでもアイコンパックを利用した割引クーポンを出すようになった。
お客さんの会計を済ませたパク・ヨヌンは婚約指輪をソジュンに返す。
「何で返すんだ?」
「ソヌ姉さんの手術で社長も大変でしたから、切り出せませんでしたが、もう引き延ばすわけにはいきません。指輪は持って帰って下さい。私はこの指輪をこれ以上するわけにいきません。」
「理由はいったい何なんだ?」
「うちの兄さんはソヌ姉さんのことが好きです。兄が社長の従妹を愛しているんです。兄を差し置いて私が結婚するわけにはいきません。そうでなくてもあの家では私たちのことについて反対が酷いでしょうに、ソヌ姉さんと兄のことを認めるわけがないじゃないですか。こういう状況ならいっそ私が身を引いた方がいいと思って…。」
「見た目より、ずっと純情なんだな…。」
そういうと指輪をヨヌンの指に戻すソジュン。
「俺が嫌いじゃないんなら、もう指輪をはずすなよ。話は分かったけど、ヨヌンさんのお兄さんの件はあくまでもお兄さんの問題だよ。俺たちのことは俺たちの問題だ。俺のヨヌンさんを愛する気持ちに変わりはない。どんな状況でも心変りなんてしないさ。だから、ヨヌンさん、俺だけを信じてくれ!…あ、そうだ!ユニ、いやソヌが田舎に行くって。保養のために1,2か月過ごすそうだ。テヒも一緒だ。俺も運転手役で付いて行く。だから余計なこと考えないで、店をしっかり守ってくれよ。」
そういうとキスをして引っ込むソジュン。

学校の校庭でトラックの運転を練習するチョルン。
練習を見守るスタク。
それを陰から覗き見るサンパンウル一家。
バックが苦手で、コーン代わりに置いた空き缶やビールケースをすっとばす。
「あ~あ、ほとんど上手く出来るようになったのに、何でバックはダメなんだよぉ!」
文句を言いながら運転席から出てくるチョルンにスタクは「いや、それでも初めより随分上手くなりましたよ」と慰める。
そこへヨヌンがすっとんでくる。
「お兄ちゃん!ソヌ姉さんが保養のために田舎に行くんだって!」
「いつだ?」
「今日の午後ですって。うちの社長も一緒に行くんだって、たった今うちのレストランを出て行ったわよ。」
「酷いな…家族同然に過ごした間柄で、何にも連絡しないなんて。」
スタクがブツブツ文句を言っているとチョルンは駆け出して行った。

 病院では保養に行く支度をソヌとテヒがやっていた。
「何?チョルンを待っているんでしょ?私が連絡してあげようか?」
「いいわよ。忙しいだろうから。」

 走って行くチョルンの命を狙ってサンパンウル一家が取り囲む。
ヤクザ達を殴りつけて走り去るチョルン。
追いかけるヤクザ達。
ヤクザをやっとのことでまいて病院に着いたチョルン。
しかし、タッチの差で間に合わず、病室は既にもぬけの殻だった。
ベッドに置手紙が一つ。
ソヌからだ。
「チョルン!私元気になって帰って来るから、待っててね! ソヌ」
手紙を見て涙ぐむチョルン。

それから2カ月。
チョルンはトラック運転手になっていた。
イ・インス組長もビールの問屋らしきものを運営しており、組の若い衆がチョルンのトラックの荷役をやっている。
組長が声をかける。
「チョルン、トラック運転手の仕事はどうだい。」
「やりがいがありますよ!」
「ソヌからは連絡がないみたいだな…。あれから半月ぐらいにはなるのかな。」
「いや、もう二カ月になりますよ。」
「会いたいだろ?」
「はい。会いたくて死にそうですよ。でも大丈夫。元気になったら帰ってくるって言ってましたから。ソヌがどこかで生きているというだけで俺には力になります。」
荷役が終わり、カントン若頭が「終わったぞ!」と声をかける。
元気よく配達に行くチョルン。

 キャバクラにビールを配達に行くと、スンヒが客に殴られていた。
客と喧嘩になった様子だった。
それを見てスンヒを連れ出すチョルン。
「嫌になったか?トラックに乗せてやろうか。」
「私…もう行くところがないの。」
「お前の母さんな、前にソヌが住んでた家にいるぞ。連れて行ってやるから立ちなよ。」
すると煙草を取り出し吸い始めるスンヒ。
「見事に堕ちたでしょ。私の人生…。私もシンデレラのガラスの靴を一度は履きたかったな…。そうして派手に暮らしたかった。それって悪いこと?それって死ななければならない罪?」
「自分で努力して得たものじゃないだろう?自分の足に合わないものはどんなにいいものでもむやみに履くもんじゃない。」
「或る人は生まれたときから選ばれて、或る人はいくら一生懸命生きてもこんな風に報われない。世の中不平等でしょ?」
「それはお前の心の問題だろ?お前の心が不平等な限り、世の中はお前にとって不平等だろうよ。」
チョルンはスンヒの煙草を取り上げて消し、一言言う。
「行こう。お前、お母さんのことが心配にならないのか?どうやって暮らしているか気にはならないのかよ!」

 ソヌが入院する前まで暮らした家で、スンヒの母は内職に精を出していた。
ぬいぐるみを仕上げる仕事だった。
「家賃なら払ったじゃないか!」
文句を言いながらスンヒの母が出て行くと、そこにはチョルンが。
驚くスンヒの母。
「おい、入ってこいよ!」
チョルンが呼ぶとスンヒが出てきた。
「スンヒ!いったいどうしていたのよ!お母さん心配していたのよ!」
ファン・グットの前では恨みつらみを言ったものの、そこは実の親子。
思わず娘を抱きしめる。
それを遠巻きに見て、ファン・グットとチョルンは半ば呆れ顔。
チョルンはそのまま帰った。

 スンヒに母親が聞く。
「お前、今までどこに行っていたんだい?」
「ん?あちこち。」
それを聞いてファン・グットが「お前、飲み屋にいたろう?」と言う。
睨みつけるスンヒ。
それを制止するスンヒの母。
「いやぁ、生きていただけでもよかったよ。そうでなくても若い娘の失踪事件のニュースを見る度にお前じゃないかってずぅっと心配していたんだよ!どこにいたかなんて重要なことじゃない。無事で何よりだったよ。」
「お母さん、ごめん!」
「いいよ。もう。さ、早くお食べ!」
スープをスンヒの口元に運ぶスンヒの母。
「しかしじゃ、ソヌが住んでた家を使わせてもらえて、えかったよ。そうでなければ、この母さん、道端でずっと寝ているはめになったんじゃけぇな。」
ファン・グットがソヌの好意に感謝する発言をする。
「そうなのよ。一度、お礼に伺わないと。」
母親もその言葉に一言付け加える。
それを聞いたスンヒは急に険しい表情となり、スプーンを置く。
「どうしたの?もっと食べなさいよ。」
「要らない!ああ、飯がまずくなる!」
自分の義父と実母がソヌに助けられたことを知り、スンヒはイライラを募らせるのだった。

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 そして、夜、チョルンのトラックは倉庫に戻る途中でテヒの家の前に立ち寄る。
まだソヌが帰ってこない…。
寂しい気持ちでたばこを吸うと、倉庫に戻ってしまった。
その少し後に入れ違いにユン・ソジュンが運転するリムジンが家に着いた。
療養生活を終えて、ついに本物のユニ・イ・ソヌが帰って来たのだ。
「母さん!帰ったよ!」
ソジュンがキム・ヒョンジャに元気に言う。
そして、キム・テヒが叔母・キム・ヒョンジャにソヌを紹介する。
「どうもはじめまして。キム・ユニです。」
挨拶をするソヌ。
「わざとらしく名前を変えなくたってあなたがキム・ユニだということはもう充分分かっているわ。」
「もっと早くに挨拶すべきだったのですが、手術を受けて、田舎で療養生活をしていたので、ご挨拶が遅れました。」
「あなたが謝ることはないわ。そういう事情だったんですもの。もう体は大丈夫なの?」
「はい。」
「治りがすごく早かったんですって。お医者様も驚いてましたわ。」
「体が健康になってホントによかったわ。食事の支度が出来たから、一緒に食べましょう。」
「メニューは何だい?いい匂いがするなぁ~」
うれしそうなソジュン。
「家政婦さんがあれこれ準備してくれたのよ。さぁ、食べましょう。」
部屋に飾られたキム・ピルチュンの肖像画に目が行くソヌ。
「お祖父さんもあなたの帰宅を心から喜んでいるわ」とテヒ。

スープを一口飲んでソヌがいう。
「あ~~!美味しい!これ叔母さんが作ったんですか?」
「いいえ、このうちは家政婦さんが台所仕事を全てやってくれているの。」とテヒが説明する。
「ねぇ、おばさん、このスープの味の秘訣をあとで教えてくださいよ。」
ソヌはレシピに関心を持つ。
「お教えしますわ。難しくないですから。」
ほめられた家政婦も嬉しそう。
「おばさん、ここにきて一緒に食べましょうよ。」
「家政婦さんは後で部屋で食べるの。」
「部屋?」
「家政婦さんの控室。」
「そうなんですか。でもみんなで食べると美味しいですよ。」
説明を受けるものの上流階級の暮らしにちょっと戸惑うソヌ。
「本当にうるさい子ねぇ。食事は黙って食べなさい。用事がある時以外は何も言わないように。」
「すみません。…ところで、叔母さんはどなた似なんですか?」
「なんですってぇ?」
「お祖父さんには似てませんね…。もしかしてお祖母さん似なのですか?美人でスタイルも良くて、言葉が洗練されているからか、大変深みのある方に見えますが。」
妙なことを言われて目を白黒させるキム・ヒョンジャ。
そこで笑い出すソジュン。
「何よ!この子ったら。」
「ンクックックック…何でもない!」
それを見てテヒまで笑い出し、苦い顔になるヒョンジャ。
「叔母様、どうぞ召し上がって下さい。食事が冷めてしまいますよ。」

 スンヒを追い出した後の部屋にソヌを案内するテヒ。
「ユニ、ここ、前にウ・スンヒが使ってた部屋なの。嫌だったら替えるけど。」
「別に気にしなくていいわよ。しかもスンヒとは昔一つの布団で寝ていたんだから。」
「なら、いいわ。疲れたでしょ?今日はもう休んで。」
テヒを抱きしめるソヌ。
「ああ、嬉しい!お姉ちゃんのそばにいられて!」
幸せをかみしめるテヒとソヌ。

 ユニを寝かせて、応接間に出てくるテヒ。
ヒョンジャも休んでいて、ソジュンと2人きり。
「ユニは寝たの?」
「気を使って気疲れしたみたい。顔に疲れたって書いてあるのに、寝ない寝ないっていうから、無理やり寝かしつけちゃった。」
「正直のところ、ユニが母さんと衝突するんじゃないかって不安だったんだよな。今日の様子じゃ、そんな心配はいらないみたいだな。」

 そのユニは部屋で父、姉、幼年時代の自分が映った写真を大切そうに眺めている。
そう、夢に何度も出てきたあの懐かしい顔だ。

 その頃、ユニ(イ・ソヌ)が入院前に住んでいた部屋でウ・スンヒと母、ファン・グットは寝ていた。
母親とファン・グットは大いびきをかいていたが、眠れなくて起き上がってしまうスンヒ。
台所に行って、焼酎をがぶ飲みする。
そうして零落れた自分の姿に涙するのだった。

 翌日、ユニはチェハ通信会長室にやって来た。
「お姉ちゃん、来ちゃった!」
「よく来たわね。まァ座ってよ。」
ソファーに座る2人。
「2か月ぶりよね…。」
「久々に会社に来るとドキドキするわねぇ。ねぇ、また勤めたいんだけど。」
「当分はダメよ。分かっているわよね。」
病み上がりの体を気遣うテヒ。
代わりに…と昼食に誘う。
「いいえ、私行かなくちゃ。会いたい人がいるから。」
「そう?残念ね。遅くまでうろつかないで早く帰ってきなさいよ!まだ完治したわけじゃないんだからね。」
笑いだすユニ。
「何がおかしいの?」
「お姉ちゃんは昔から全然変わってないのね。心配するといつも小言が始まるもん。」
「そう?私から見たらあなたはまだ9歳の小さな妹なのよ。」
「もう少し待ってて。私が元気になったらお姉ちゃんが私を頼れるようにしてあげるから。」
「言葉だけでも嬉しいわ。」
「じゃぁ、私、行くね。」
「車で送ってあげようか?」
「地下鉄の方が楽だし、却って速いわ。」
「じゃあ、ロビーまで送ってあげる!」
廊下でジェヒョクに会う。
「チーム長、お久しぶりです。」
「元気にしてたか?」
「昨日、ユニと一緒に田舎から戻って来たの。友達に会いに行く途中で会社に寄ったんですって。」
テヒが療養を終えたことを簡単に説明する。
「元気になったみたいで、安心したよ。」
「ええ。姉さんがずっとそばで面倒見てくれていたんです。おかげ様で元気になりました。」
「それは良かった。」
しかし、この3人は微妙な三角関係を演じた間柄。
やはり微妙な空気が流れる。
姉と別れて地下鉄の駅へ向かう道で複雑な気分になるユニ。

 会長室で2人だけで会うテヒとジェヒョク。
「私たちも久しぶりよね。先週はお互いに忙しくて話もできなかったし。」
「遅くなったけど、正式に代表取締役に就任したこと、おめでとう!」
「私もおめでとうを言わなくっちゃ。アイコンパックを売りだして、チェハ通信の株価がずっと上がり続けているんですって?無線インターネット市場も順調に広がって…。」
「うちの商品の人気が出てね。早くて完成度が高いって。」
「全部あなたのおかげね。おかげで会長業を無事に勤められるし、チェハ通信も助かったし。お祖父様が生きておられたら、実に立派だとお褒めになったでしょうに。」
「もう、チェハ通信は危機を乗り切ったし、幸いにもソヌさんは元気になったし、俺が立ち去っても問題がないと思うけど。どうする?」
「ジェヒョク、その問題は…。」
「整理する時間が欲しい!だろ?2人で2か月過ごしてそれなりの結論が出たと思うよ。そろそろ結論を出した方がいいと思うよ。」
「あなた…。まだユニ、いやイ・ソヌを愛しているの?」
うつむいてしまうジェヒョク。
「もしそうだったら、まだあなたとユニが愛し合っているのなら、私は譲ろうかと思っているの。ユニもあなたも私にとっては世界で一番大切な人たちだから。もしあなたさえよかったら、ユニとあなたを祝福する用意があるわ。本気よ!」
「いや、お前と俺はフィアンセの間柄じゃないか。お前さえよければ、俺はいつでも身を引く。でももうダメだ。これ以上振り回すなよ。」
「あなたを手放したくないの。会社のこともそうだけど、私には相談相手が他にいないもの。こんな大きな会社を経営するためにはあなたのような人が必要なの。こんなことであなたを辞めさせたら、会社にとっても大きなマイナスよ。」
「優秀な人ならいっぱいいるじゃないか。キミさえよければ何人だって推薦できる。」
「私が必要なのはあなたなの。チャンチーム長。行かないで。友達でもいいから、会社にどうか残って。…それが私の出した結論なの。」
困った顔になるチャン・ジェヒョク。
一人になってソヌに電話するが、留守電だった。

 元イ・ソヌが借りていたボロ屋。
母と暮らすウ・スンヒは化粧をしていた。
「どこに行くの?」
「ん?ちょっと行くとこがあって。」
「まさか、また酒場で働くんじゃ…。」
「そんなのじゃないわよ。ちょっと会う人がいて。」
「誰に会うって?…まさか…カレシ出来たの?」
「ええ、いるわよ。素敵な人が。」
「変なのに引っかからないでよ。」
「そんなんじゃないわよ。」
男性関係を心配する母親を鬱陶しがるスンヒが出かけるとき2万ウォンくれという。
渋々渡すスンヒの母。

 チョルンの家ではパク運転手が病院から退院し、車椅子生活を送っていた。
「父さん、行って来るよ。」
「今、出勤か。運転気をつけろよ。…ところでチョルン、ソヌからは何の連絡もないんだろ?…お前…俺がこんなことを言うのを寂しく思うなよ。…俺はお前がソヌを諦めた方がいいように思うんだ。あの子がここに帰って来たとしても、もう昔のソヌじゃないんだ。チェハグループ会長の二番目の孫娘なんだ。うちは貧しい家だ。」
「そんなこと、俺だって分かってるさ。でもまず第一にソヌの健康でしょ。元気になったら帰ってくるって言ってたから、きっと帰ってくるよ。」
そういって仕事に出かけていくチョルンを不安げにパク運転手は見守るしかなかった。

 駐車場に停めてあるトラックに近付くと大きくフロントグラスに「バカ」と書いてあった。
「誰だ!こんなことする奴は!」
チョルンは近くで遊んでいた子供たちに「お前ら、落書きしたろ!」と怒鳴るが、子供たちは「やってないよ~。サッカーしかしてないもん。」と否定。
「じゃあ誰がやったか見ていたろ?」
「女の人でした!よく知っている人だって。落書きして公園に行ったヨ!」
「俺の知っている人だって?」
公園に行って叫ぶチョルン!
「この野郎!このパク・チョルン様のトラックに落書きをして逃げたヤツは誰だ!出てこい!隠れているんじゃねぇ!三つ数えている間に出てこい。ひと~つ!ふた~~つ、みっつ!」
パシッ!
後から誰かがチョルンをはたく。
「このっ!」
拳を振り上げて振り向くとそこにいたのはソヌだった。
「落書きの犯人がここに来たわ。」
「ソヌ…本当にソヌだよな?」
「落書きされてアタマに来た?」
「ああ、来たとも!」
「どうする?」
怒る…といいかけてソヌを抱きしめるチョルン。
「随分待たせたね…。電話一つかけないで、連絡一つしないで…寂しかったでしょ?」
「いや、信じていた。元気になれば、俺のところに戻ってくるって。で、お前、治ったのか?本当に元気になったのか?」
「元気になったよ。」
「もう、痛くないのか?」
「痛くないわ。」
「一回りしてみろ!」
くるりと回るソヌ。
「笑ってみな!」
にっこりするソヌ。
「お前のせいでどれほど心を痛めたか分かるか!」
「分かるわ。だから余計に連絡できなかったのよ。病気で苦しむ姿を見せまい。元気になったらまた会いに行こう。…そう決心していたの。あなたに会うために薬も頑張って飲んだし、治療も頑張ったんだから。」
思わず抱きしめ、「お前のことを愛している…本当に愛している!」というチョルン。

 チョルンのトラックの前で待つスンヒ。
そこに親しげに話すチョルンとソヌが登場。
「あんた、スンヒでしょ?」
ソヌが近付くと顔をそむけるウ・スンヒ。

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