太陽を抱く月 あらすじ 第10話

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太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第10話

第十回
「おもてを上げよ。命令である。おもてを上げよ。。。」
内心、ヨヌの苦労を心配していたフォンはヨヌの顔を注意深く見つめる。
厄受け巫女の存在が気がかりなポギョンは康寧殿に来て、中の様子をそっと伺うのだが、
ヨヌを見つめるフォンの哀切な目にショックを受ける。
ウンの制止で交泰殿に戻ったポギョンは自分にはただの一度も見せたことのない目を、卑しい巫女に向けられたという事実に恥辱を感じる。
「明らかに、、女を見るお顔であった。」
交泰殿で一人涙を流すポギョン。。。

フォンが官ヒョンソンを呼び、侍医を連れて来いと言う。
「どこか具合でも、、」と尋ねるヒョンソンに、具合が悪いのは自分ではなくあの娘だと答えるフォン。
言いにくそうに、「それはだめです、、」と言うヒョンソンに、人間呪符が元気でないと自分にも害が及ぶではないかと、自分のために侍医を呼べと強制するフォン。
入れ違いにお互いを見つめるフォンとヨヌ。。。
二人の切ない視線に、ヒョンソンはフォンの心がただならぬことを知る。

ウンは昨晩、ついにフォンに伝えることができなかったヨヌの文を持ってくる。
「厄受け巫女の身体調査の際出てきたものですが、王様に差し上げようとしたもののようでございます。破り捨てよと仰るなら持ち帰ります。」
だがフォンはそれに目を通し、卓越な文章力で巫女も民の一人だから無視しないでほしいというヨヌの嘆願を読み取る。
ヒョンソンもまた、月の文をよく読むのだが、、
「漢字を知る巫女も不思議ですが、、このような書体を駆使する巫女も不思議です、、、」
フォンはヒョンソンの言葉に、初めてヨヌからの文を受け取ったときのことを思い出す。
そんなフォンの顔を見ながら胸の痛いヒョンソンは、
おそるおそる、「あの娘は巫女です」と言葉を切り出す。
そして、見抜かれた自分の心を否定するフォンに、ヒョンソンは
「一生をお側で殿下だけにお仕えしてきた臣でございます。どうして竜顔に立ち込める気配を読めないわけがありましょうか。どうか、聖心を乱されませぬよう。」
死んだヨヌを巫女の中に探しているその心が痛々しいヒョンソンは、
夕べ中宮(ポギョン)が康寧殿に来た話をし、もう中宮の心を受け入れてほしいと請う。
ヒョンソンの言葉を聞き、交泰殿に向かうフォンの姿を皇太后が見て、
その話を聞いたフォンの母は一日も早く相室の日取りを決めようとする。
ポギョンは王が交泰殿に来られるという話を聞き、嬉しい心でフォンを迎えるのだが。。。
フォンはポギョンに「何を監視しようとしていたのだ」と言うのだった。
そして、ポギョンが何を見て、何を聞こうが自分の寝所には人間などいなかったと言う。。。
フォン:「一月後だったか、、、」
ポギョン:「何がでしょうか?」
フォン:「中宮と私の相室の日だ。内医院と観象監からは、その日までは互いに距離を置き心身を浄化させることに集中せよとの事だったが。。。」
ポギョン:「つまり、もう康寧殿には来るなと、そういう意味ですか?」
フォン:「分かるのだな。」
ポギョン:「一体何を隠そうとされるのですか?私の出入りを警戒するほどに殿下が隠そうとされるそれは果たして何でございますか? 恋心、、ですか?既に死んだ亡霊にも事足りず、今度は卑しい巫女などを心中に置かれるというのですか?」
このまま傍観するわけにはいかないポギョンは、至密で自分に仕える女官のうち使えそうな者を選び、
厄受け巫女の一挙手一投足を監視しろと命ずる。

一方月を探して町屋を彷徨うヤンミョンを、ジャンシルが見つけて追いかけ、突然抱きつく。
ジャンシル:「お兄ちゃん!?生きてたんだー」
ヤンミョン:「ちょ、、ちょっと待て、、見たところ、妓生(芸者)ではないようだが。。。」
ジャンシル:「妓生じゃなくて巫女~ 神秘の石、憶えてない?」
ヤンミョン:「あぁ まだおしめもとれてない頃全てを見通してたあの子?? わぁ おっきくなったなあ」
ジャンシル:「神母様が拾ってくださって、、今はほんとだよー」
ヤンミョン:「今、巫女と言ったか?星宿庁の巫女の中に、もしかして、月という巫女がおらぬか?」
ジャンシル:「知らない。。月なんて名前、初めて聞いた。。星宿庁にそんな名前ないよー。お兄ちゃん、縁があったらまた会おー」
ジャンシルは“月に関することを一度でも口にしたら、その日のうちに四肢を八つ裂きにされると思え”という神母ノギョンの言葉を思い出し、知らないと嘘をついて逃げるように立ち去り、
ヤンミョンは大きく失望する。

命の恩人に嘘をついたことが気に病まれるジャンシルは元気なくヨヌの横に寝そべるが、
ヨヌはまた仮面をかぶった者の夢を見る。
ソル:「お嬢様、、お嬢様、、どうなさいました?また同じ夢を見られたのですか?しばらく見られなかったのに、なぜまたそのような。。。」
ヨヌ:「その通りよ。。。」
ソル:「今回も、、顔は見れなかったのですか?」
ヨヌ:「うん。。今度こそは見たかったのに、ああ、、今度こそ、見れそうだったのに。。」
ソル:“お嬢様、仮面の中の顔がそんなにも気になりますか?毎夜、その方のおそばをお守りしているではありませんか。。。”
ソルは、それほどまでに恋慕する人をそばにしながらも夢の中で探そうとするヨヌのことがかわいそうなばかりだ。

その夜フォンは床に入らず、月を待っていた。
フォン:「文で私に一発食らわせたな。お前が私をどれほど恨んでいるか十分に分かった。」
ヨヌ:「恨みなどありません」
フォン:「口では違うとはいえ、お前の文章は明らかに、私を叱責しておった。私が見間違えたか?」
ヨヌ:「心からの諫言と些細な感情に流される恨みは厳然として違うものでございます。」
フォン:「恨みはないが、叱責は事実だ。。」
ヨヌ:「私はただ、道端のただの石ころにさえ存在の理由があるように、巫女である私もまた、殿下の民として与えられた任を果たしたいという思いを綴っただけでございます。」
フォン:「書き手の意図とは関係なく、読み手の偏見と主観が介入すると誤解が生じるものでございます。殿下がそのように感じられたなら、そのように感じられるだけの理由があるのではございませんか?」
フォン:「ほー。その言葉はつまり、私が偏見に流され行間を読み取ることもできず、政治もまたできていないという意味か?」
ヨヌ:「そういう意味ではなく。。。」
フォン:「かわいい、かわいいとかわいがってやったのに、とうとう度が過ぎたな。お前が今相手している者が誰なのか忘れたのか?私はこの国朝鮮の。。。」
自分の口から出てきたその台詞に、幼き頃のヨヌとの対話が思い出され、フォンはこの状況にとても混乱する。
息抜きに散歩に出てきたフォンは、月も呪符だからと同行させ、隠月閣に着くと、月を除く全ての者に下がっているよう命ずる。
フォンの後をついてきたヨヌは隠月閣での思い出が蘇り、言葉にならぬ悲しみに胸が張り裂けそうになる。
「もし、、ここに、、殿下の思い出と悲しみを埋められましたか?ここで涙を流される方が、、殿下ですか?」
「一体、、何を見たのだ?神気で見たのか!?」
「そうでございます。」
「では、お前の神気で再度当ててみよ。これから私が何をすると思う?今日官が私におかしなことを言ったよ。。お前はどう思う?私がただの巫女に過ぎぬお前を抱けると思うか?」
「どうされましたか?」
フォンは月をそばに寄せ周囲を見渡し、官と侍女たちが目をはなした瞬間、月を連れて逃げ出す。

二人だけになったフォンは、聞くまいと努力していたその問いを結局ぶつけてしまう。。
フォン:「一体お前の正体は何だ?」
ヨヌ:「巫女、月ではありませんか」
フォン:「いや、、お前は月ではない。」
ヨヌ:「では、何ですか?名もない巫女として生きてきた私に月と名づけてくださったのは殿下です。」
フォン:「私を本当に、、分からないのか?本当に私に会ったことはないのか?」
ヨヌ:「殿下は私に誰の面影を探していらっしゃいますか?私を通して誰を見ておられるのですか?ヨヌ、、というその方ですか? 
お側で殿下をお守りすることができるようお許しくださった理由が何ですか?私がその方と似ているためですか?ですが、臣はその方ではありません。」
フォン:「口を閉じよ!分もわきまえずに、私の隣におらせてやるとて、心まで与えたと思っているのか?お前はただの厄受け巫女にすぎぬ!この身の程知らずが、、私に、、お前ごときが、、私に、、、これ以上線を越えるようであれば許しはせぬぞ!」
ヨヌは殿下が自分を通して他の人を見ていることに心を痛め、
フォンはどうしても月の姿にヨヌが重なって見えることに耐えられずにいる。。。
フォンは今夜は一人で寝所に入ると月を冷たく追い出すが、ウンに月の帰るところをよく見ているよう命じ、
ヨヌは殿下の心に少しの余地も望むことのできぬ自分の立場があまりにやるせない。
帰ってきたヨヌはノギョンに話す。
「神母様、、私は一体何者ですか?親から捨てられ、道を彷徨う私に神気が感じられ神母様が拾われたと仰いましたよね。ここのところしばしばおかしなものが目に見えます。確かに、他の誰かの記憶を読んでいるようなのに、、あたかも私の記憶のように感覚が強く、、混乱します。。。」
「まだ神力をうまく扱えておらぬゆえ生じる錯覚だ」
「私が、、その記憶の主人であるわけはありませんよね。。いくら似ているといっても、その人になれるわけは、、ありませんよね。。」
ヨヌが殿下を思う心がここまで大きくなっていることにノギョンは不安を抱き、
その記憶の主人が自分であることが分からずに苦しむお嬢様がかわいそうなソルは涙を流すしかなかった。。。

夜も深まった頃、ヨムの家の塀を越えたヤンミョンとウン。
互いに驚きながらも再会を心から喜ぶ。
ウンは王がヨムの参内を望んでいるという話を伝え、帰ろうとするのだが、
見慣れた書体を見つけ、、
ヨム:「ヨヌが誕生日の贈り物にと、書いてくれたものだ。」
ウン:「では、妹君の書体ですか?」
月とヨヌの書体が同じであることに驚くが、それを顔には出さぬウン。
一方、少し離れたところでヨムを見つめていたソルが帰ろうとした瞬間、ウンの切っ先を受ける。
儀賓宅(ヨムの家)を垣間見ていた理由を尋ねるウンを避け、ソルはなんとか逃げ出す。
ウンは逃げていくのがソルであることに気づくのだった。。。

ヨムはヤンミョンに、心の通じる親しい人が出来たと聞いたが、どんな女性かと尋ねるのだが、、
ヤンミョンは月が残してくれた言葉を思い出しながら、ヨヌと会ったあの最後の日に、自分の心を偽り、笑顔で誤魔化したりせず、もう少し勇気を出して手を差し出していたならば、ヨヌのことを守れたかもしれないと、自分の不甲斐なさを目に涙を浮かべて悔やむ。
皆が帰った後、離れにやって来たヨムはヨヌを懐かしがりながら涙を流し、
そのときヨヌが殿下に遺した文を見つける。

次の日、フォンは参内したヨムを心から歓迎するが、
外戚は文士を糾合することのできる影響力の儀賓が参内したことに疑問を抱く。
ヨムは少し迷いながらも前夜見つけたヨヌの手紙をフォンに差し出す。
だが、ヨヌはもう死んだ身、殿下の隣には中宮がいらっしゃるから、妹ヨヌのことは忘れてほしいと言うのだった。。。
フォンはヨムの帰った後、ゆっくりと文を解く。
そこには、最後の力を振り絞ってヨヌがフォンに向けたメッセージが書かれていた。
ヨヌがフォンに出会って幸せだったこと、もう自分のことは忘れて、自分の分まで康寧であってほしいということ。。。
ヨヌの心を思い、ヨヌの苦痛を思い、大粒の涙を流すフォン。。。
あのきれいな書体がこんなにも崩れていることにまた、悲しみをおぼえるフォン。。。
元気な頃のヨヌの字をどうかまた見たいと、ヒョンソンに昔の文を持ってこさせる。
ヨヌの文を見、悲しがるフォンは突然月の文が思い出され、
月とヨヌの書体が同じであることに気づく。
「ウンよ、、月を、、月を連れて来い。今すぐ、月を連れて来い!!!」

一方前夜に、ジャンシルの助けを得て月のいる所を知ったヤンミョンは康寧殿に向かう月を捕まえる。
「私が分からないか、、、?」

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