太陽を抱く月 あらすじ 第14話

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太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第14話

第十四回
月は、王に邪気を送ったという大逆罪は免れたが、宗親を眩惑したという罪目で西活人所(朝鮮王朝時代医療を司った官署)に放逐されることになる。

月を助ける代わりに、フォンは自分という大きな牌を差し出すことになった。。
フォン:「私は、今回おばあさまが力を尽くしてくださったお陰で君主としての体面を守れました」
皇太后:「本当に、そう考えておられるのですか、主上、、、ならば、主上がこのばばに貸しを一つ作ったことになります。そうでしょう?」
フォン:「はい」
皇太后:「いつかこの私が主上にお願いをすることがあれば、そのときはその願い、必ずや聞き届けてくださらなければなりませんよ。」
フォン:「もちろんでございます」

一方外戚勢力はこの機にフォンをどんどん追い込もうと、兄弟間の絆を揺さぶってくる。
ヤンミョンを、王室の名誉を傷つけたとして、自宅謹慎を命じるべきだというのだ。
潔白が証明されているヤンミョンに何の処罰をする必要があるのかと言うフォンに、既に兵を送ったと答える外戚。。。
王の命により謹慎処分となったことを聞かされたヤンミョンの心は憎しみに覆われていく。。。

フォンは明日になればもう見ることのできる月の顔を見るため、重い足取りで獄舎にやって来て、涙をこらえながら酷な話をし、この縁を切ろうとする。
フォン:「一つを聞き、一つを答えるために来た。先に答えるか?答えを聞くか?」
月:「恐れながら、みことばを先に請うてもよろしいでしょうか?」
フォン:「私がお前に、混乱を鎮めるまで、、この感情が何なのか分かるまで、、離れるな。そう命じたことは憶えておるか?」
月:「記憶しております」
フォン:「今、その答えを見つけたと言いに来た。お前の言葉が正しかった。私はお前を見ていたのではなく、ただお前を通してその娘を、、見ていたのだ。だから、もう、、私から離れても良い。。」
月:「仰せの通りにいたします」
王の言葉に傷つきながらも、万一にも自分の言葉に王の聖心が傷ついてはいけないと、月もまた必死に堂々と答える。
フォン:「それでは、答えてみよ」
月:「お聞きください」
フォン:「最後に私に、、言いたいことはないか?」
月:「ございません」
フォン:「恨みの言葉でもよいから、申してみよ」
月:「それもまた、ございません」
獄舎を出たフォンは、更に重くのしかかってくる心を遂に耐え切れず、涙を流しながらウンに思いを吐き出す。
フォン:「私に、、温かい慰労の言葉をかけてくれたあの娘に、、私は、、一言の温かい言葉すらかけてやれなかった。。。」
ウン:「ですが、殿下なりの方法でお守りしたではありませんか」
フォン:「こんなにも大きな傷を与えたのに、これを、、これを、、守ったといえるのだろうか?」
月:“全ては私が甘んじて受けねばならぬ定めです。どうか、、どうか御心を強くお持ちください。。”

こんなにも哀切な二人をあざけ笑うかのように、外戚たちは酒の席を持ち、王が自分たちのとげのある言葉に、何もできずにいることを痛快に笑う。
一方家に帰るユン・デヒョンは月のことがずっと気にかかる。。
その瞬間、自分に呪いの言葉を吐き捨てて死んでいったアリのことが思い出される。
「おのれ!私だけが見たと思っただろう。。私一人を消すことで終わると思っただろう。。間違っておる。 空の月がお前を見ていた。 お前の刃先に染み込んだのはあの方の血だけではない。 あの夜の月の光も共に染み込んでおる。見ておれ、いつかその月の光が、お前の命の綱を必ず切り落とすだろう!」
空に浮かぶ月を見上げ、不吉な思いを打ち消すことのできぬユン・デヒョン。。。
自分たちの汚れた罪状が明らかになる日が遠くないことを感じたのだろうか、
ポギョンと皇太后もまた、隠月閣から聞こえてくる怪異な声に震え
ノギョンもまた、これ以上天機の流れを人の力で引き止めることはできないことを感じる。

ヨヌのことを聞いて行った男がいたという医者の言葉に、ミナ姫は夜中不安と恐怖に震え、
次の日夫ヨムが帰ってきたという知らせを聞いて寝巻き姿のまま飛び出し、抱きつく。
「旦那様がとても恋しゅうございました。あまりに会いたくて。。。」
それ以上言葉を続けられない姫を温かく抱きしめるヨム。こんな優しい夫の胸が最後になるようで、ミナ姫は寂しそうに泣くばかりだ。

隠月閣から聞こえてくる泣き声が気にかかる皇太后は命課学(運命、吉凶に関する学問)教授を呼び、霊魂をなだめる秘策を相談する。
皇太后:「閉鎖された隠月閣から聞こえる泣き声だ。。これは、、観象監、、いや、お前が一人で内密に処理してもらおう」
ナ・デギル:「日食の儀式の時に慰霊祭をするのはどうでしょうか」
皇太后:「慰霊祭、、?されば、女の泣き声が消えるのか?」
ナ・デギル:「慰霊祭という言葉そのまま霊魂を慰労するものですが、霊魂がその慰労を受け入れるかどうかにより、結果が変わってきます」
皇太后:「それは星宿庁主管ではないか?ほかの方法はないのか?」
ナ・デギル:「そ、、それが、、一つだけ手立てはあるのですが、、霊魂受けを使うのです。」

義禁府に訪ねてきたノギョンは檻に閉じ込められた凄惨な月の姿が、全て自分のせいであるようで心が痛い。
ノギョン:「娘よ、、体はどうだ?耐えられる、、か?」
月:「ご心配をおかけして申し訳ありません。ソルとジャンシルも私のせいで心配しているでしょう? 泣いておられるのですか、神母様?」
ノギョン:「以前私ととても仲の良かった友が一人いる。強く、まっすぐな友だった。。その子を最後に見た場所がここだ。またその友が私に最後に残した願いがまさに、お前だった。 自分の代わりに守ってほしいと、何があっても守ってくれと、必死に頼まれた。。だが、私の考えが足りなかったようだ。 お前を守ろうとしたことがむしろお前を危険にさらすことになってしまった。」
月:「神母様はいつも私を守ってくださいました。 親も捨てた私を神娘として拾ってくださり、これまで世話して育てて下さったではありませんか。 憶えておられますか? 私が巫女になりたくないと、命を絶つと大騒ぎしていたときのことです。 あの時、神母様は仰いました。 神が私を選んだのならそこに必ず理由があるはずだと。 苦痛でも絶望でも、私に耐えられる力があるため与えられるのだと。 その時から考えていました。 意味のない苦痛はないと。今、この痛みも何か理由があって神が与えられたものなのでしょう」
絶望の中でも強靭な意思をもったヨヌを見て、ノギョンは決心したかのようにひれ伏して敬礼を捧げ、それに月は大きく驚く。
ノギョン:「お嬢様はこれからまた別の試練に直面することになるでしょう」
月:「どうされたのですか、神母様、、お嬢様なんて。。」
ノギョン:「何を守らねばならず、何を捨てねばならないのか、その答えを知っているのはお嬢様だけです。 ですから、外から答えを探さず、お嬢様の中に答えを求めてください。 どのような真実にぶつかろうと、、一つだけ、心に刻み付けてください。。お嬢様は誰よりも強いお方です。 お嬢様の知恵が正しい選択を導くでしょう。 お嬢様の強い意思が試練に打ち克たせてくれるでしょう。 ですから、お嬢様ご自身だけを信じ、従ってください。(また、私を決してお許しになりませぬよう)」

一方、ヒョンソンは苦しむフォンのため、自分から雪だるまを作ってくると願いを出し、
お陰でフォンは西活人所に連れて行かれる月の姿を遠くからでも一目見るため、変装して外に出ることができたのだった。

フォンが昨夜月に会うため獄舎に行ったという話を聞いたポギョンは、
あの巫女を生かしておくべきではなかったと後悔し、憤怒するのだが、
その瞬間鏡台に、自分を責めるかのように見つめるヨヌの姿が映る。
恐れおののくポギョンは鏡を割り、手に傷を負う。
御医が急いで中宮殿に向かうのを見たフォンはポギョンの元へやって来て、
震えているポギョンの手を優しく手当てしてやるのだった。
ポギョン:「殿下の心だけ、、そんなに痛いのですか? 私の心は関係ないのですか? 私には殿下が初恋なのに、、相手を失った恋心がどれほど痛いのか、誰よりもよく分かっていらっしゃる殿下がなぜこうも冷たいのですか? 物乞いをする乞食でも私よりかわいそうではないはずです。」
神のいたずらのごとくよじれによじれてしまった自分たちの愛がかわいそうで悲しいフォンは、ポギョンを抱き寄せ、ポギョンの慟哭する声はその苦しかった歳月をあらわすかのように大きくなる。
フォン:“あまりに過酷で悲しくないか?私も、、中宮も、、兄上も、、そしてあの娘も、、”

一方西活人所に連れて行かれる月。
町中を通る際、群衆の中で月を見たヨヌの母は、狂ったように「ヨヌー」と何度も娘の名を叫ぶが、人垣が邪魔で月に近づくことができず、
石を投げつけられながら引っ張っていかれるその姿に嘆息し、泣き叫ぶのだった。
月は都城の外に出た後、別の兵たちに引き渡され、わけも分からぬまま西活人所ではなく別のところへ連れて行かれるのだが。。。

月が活人所に行く途中消えたという知らせに驚いたヤンミョンは月を探しに行こうとし、
屋敷を出そうになるヤンミョンの前にウンが現れる。
ヤンミョン:「お前がここに何の用だ?」
ウン:「どこへ行かれるのですか?まだ謹慎中の身ではありませんか?お引き返しください」
ヤンミョン:「友としてきたのか?御命できたのか?」
心の深いところで起きているこの爆風を、、この憤怒をどう扱っていいか分からずにいたヤンミョンは、長年の友ウンが自分を止めてくれることを願いながらも剣を構え、
ウンもまた、友としてヤンミョンを止めるべく剣を抜いて二人の対決は始まる。
予測どおり、ウンがヤンミョンの剣を遠くに飛ばし、二人の対決は幕を閉じる。
ウン:「誰に向けられた憤怒ですか?」
ヤンミョン:「それが分かれば。。。私がこのように、きちがいのように暴れもしなかったろう。。。」
ウン:「なぜ御心を察することができないのですか?」
ヤンミョン:「そう言うお前はなぜ、、友の心を察することができないんだ?  告発するのか?」
ウン:「なんのことですか?」
ヤンミョン:「御命を受けてきたウンに刀を振り回したのだから、謀反犯だろう。。」
ウン:「今日ここには、ただ長年の友情を分かち合う友が二人いただけです。」
ヤンミョンは寂しそうに背を向け去っていく長年の友を見ながら、なかなか平静を取り戻さないこの心をどうしてよいか分からずにいる。。。

一方月は自分が連れてこられたところが宮殿であることに驚くのだが、、そこへ観象監のナ・デギル教授が現れる。
これは皇太后とナ教授が月を霊魂受けに使うために仕組んだことだったのだ。。。
霊魂受けとは一種の捧げ物のようなもので、一般人ではなく、神の器となれる巫女だけがなることができる。
だが、霊魂受けとなる巫女は、自分の体の主人まで追い出して見も知らぬ霊魂を受け入れるため、大きな危険を伴う。
そのため快く捧げ物として出てくれる巫女などいないのだった。
その話に、ちょうどいい者がいると、皇太后は月のことを思い出し、月はここ隠月閣に連れて来られた。
隠月閣に閉じ込められた月は出口を探していて、布団の上に置かれた后の服を見つけ、自分がホ家の娘を慰労するため送り込まれたことを悟る。

次の日、宮の中は日食の儀式を準備するためおおわらわだが、ホン・ギュテはヨヌの死体が温かかったという医者の言葉に疑問を抱き、それをフォンに報告していた。
フォン:“当時承政院日記にもただ原因不明の病とだけ書かれていた。。他殺の痕跡はなく、、体温は残っていた!?”

隠月閣で目覚めた月は、自分の前に座っている霊魂に心をこめた言葉で話しかけ、ゆっくり振り向くその姿は、、まごうとない自分の姿だった。。。
日食が始まり月がだんだん満ちてくるとヨヌの記憶も少しずつ満ち始め、黒呪術を受けたあの時のように、息ができなくなる苦痛を感じるヨヌ。
日食の儀式を執り行うフォンもまた、太陽と月が一つに重なる瞬間、自分が倒れたときのことが思い出され、ヨヌの死の原因に近づいていく。
フォン:“原因不明の病!痕跡を残さぬ他殺、、、邪気!”
ヨヌもまたかすんでいた記憶たちが鮮明に浮かんできて、、、
“お嬢さんは神病です。”
“ヨヌよ、、起きなさい、薬を、、飲まねば。。”
“私の子、、私の子、、”
“以前私に会ったことがないか?私が本当に分からないか?前世の縁と記憶を全て切る?もし、前世の記憶の中に私が、、私はいないか?”
“構わぬ、、私が見て分かればそれだけで、、だが、、お前がその娘に伝えてくれるか?私がとても、、本当にとても、、好きだったと。。。”
フォンとのことを思い浮かべながら、こんなに近くにいながら遂に分からなかった自分が、憶えていなかった自分の足らなさが、、胸が引き裂かれるように悲しく苦しく、大声で慟哭するヨヌ。。。
日食の儀式の途中、呪術ならば全てが可能だという答えを得たフォン。
儀式が終わり康寧殿に戻ったフォンは、内密に国の上級巫女ノギョンを呼んでくるよう命を下す。

ノギョンはまた別の試練が始まる二人のために、アリの墓に参ってフォンとヨヌの安寧を祈願していた。

月の生死を確認するため隠月閣に来たナ・デギル教授は月の目の様子が以前と変わっていることに驚く。
ナ・デギル:「霊魂は慰労できたか?」
月:「はい。。その少女はもう、、泣くことはないでしょう」
全ての記憶を取り戻したヨヌ。事件の真相に近づくフォン。
この二人はよじれもつれたこの運命をどう解いていくのだろうか。。。

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