た行のアーカイブ

太陽を抱く月 あらすじ 第8話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第8話

第八回
墓の中に閉じ込められていたトラウマのため、閉鎖された駕籠の中で息のできなくなってしまったヨヌは、
極限の苦痛の中でフォンとの思い出がまた脳裏を掠めていく。

寝所を共にする日、寝所に来ないヨムのため夜が明けるまで涙を流したミナ姫は、
ぱんぱんに腫れた目を落ち着かせるため奮闘するのだが、
そんな姫がかわいらしくも胸の痛いヨム。
姫は、自分をかわいいと言ってくれるヨムに、「本当に、、私がかわいいですか?それなら、私を捨てませんか?」と尋ねる。
姫になぜそんなことを仰るのかとヨムが尋ねると、
姫は、どんなことがあっても自分を捨てないと約束してほしいと言うのだった。
そしてその願いに、ヨムは命をかけて、と答える。
そして、そんな二人の姿を陰からソルが悲しそうな顔で見つめ、帰っていく。。。

ノギョンは少し家を空けた隙にヨヌが見えなくなったことで、ジャンシルとソルを追及する。
だが、観象監のナ・デギル教授の文を見たノギョンは急いで参内の準備をする。
そこには、ノギョンがどうしても断るから代わりに弟子を連れて行くと書かれていたのだ。。。

駕籠の中でとうとう意識を失ってしまったヨヌ。
教授一行が、ヨヌが死んでしまったのかと確認しているとき、なんとか意識を取り戻したヨヌはそこから逃げ出す。
逃げるヨヌは士大夫たちの目を避け、僧に変装しているヤンミョンに助けを求め、
突然自分を抱きしめる僧に驚く。。。
ヤンミョン:「私が、、分からないのか?私が誰か、本当に分からないのか?」

ヤンミョン:「どけ。。誰であってもこの女人に指一本触れるものは死を免れられぬであろう。。」
観象監の下人たちを避け、共に走り去るヤンミョンとヨヌ。。。
ヤンミョン:「本当に巫女なのか?」
ヨヌ:「そうです。」
ヤンミョン:「本当に私が分からないのか?」
ヨヌ:「恐れながら、初めてお目にかかります。」
ヤンミョン:「この店の裏の扉を出て道なりに行くと温室がある。そこでしばし私を待っていてくれるか?待っていてくれるか?」
ヨヌ:「そういたします。」
ヤンミョンは時間を稼ぎ抜け出す作戦で手助けしようとするが、結局つかまり、彼女の悲鳴に驚き気をとられたとき、頭に傷を負い倒れてしまう。

とうとう観象監のナ教授はヨヌを宮に連れてきて、皇太后にノギョンが参内を断ったことと、その代わりに王と天地にまたとない和合の観象を持つヨヌを連れて来たことを報告する。
ナ教授は王と相性のぴったり合うヨヌをわら人形として用い、王が受ける全ての災いをヨヌに受けさせるつもりなのだった。
理由も分からぬまま引っ張ってこられたヨヌは神母様に会わせてほしいと巫女のクォン氏に頼むが、
その堂々とした態度にクォン氏は機嫌を損ね、ヨヌをきつい口調で脅す。

続きを読む

太陽を抱く月 あらすじ 第7話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第7話

第七回
満ちては欠け、欠けては満ちるのが月というもの。。。
いつの間にか光々と光り輝く明るい月のように美しい女性に成長したヨヌは、
どのような縁も持ってはならないという神母(自分に神霊を乗り移らせてくれた女性)ノギョンの言葉に従い、
名前もなく生きていたのだが。。。
ノギョン:「もしも、、私がいない間に知らない者が訪ねてきたとしたら、避けるのだぞ」
ヨヌ:「今日家にお客でもあるのですか?」
ノギョン:「絶対に心に残してもならぬし、縁をもってもならぬ。分かったな?」
ヘガク道士に会うため少し家を空けることになったノギョンは、ヨヌとソルによくよく言い聞かせて出て行く。

一方、王子という称号を持つがゆえに何の縁も持たず浮雲のように生きるヤンミョンは
運命のようにヨヌがいるところへ到達することになる。
ヤンミョン:「ところで、今日は市でも立つのか?なぜこうも人が多いのだ?」
お供:「ええー では知らずに来たんですか?今日この町に王の御輿行列があるらしいですよ。」
ヤンミョン:“ヨヌ。。。そなたは、どうしても陛下と私を会わせようとするのだな。”

ノギョンのいない間自由を満喫しようとするヨヌとソルは、皇帝陛下の御輿行列の話を聞く。
見に行きたいヨヌと、絶対にその出会いを許さないソル。
ところがヨヌの頼みをとうとう断れなかったソル。二人は御輿行列を見に行くのだが、
そこで差別をする捕吏と真っ向からぶつかる。
ヨヌ:「女子供にひどすぎるんじゃありませんか? 貧しく、身分の低い者は王様を一目拝見する資格すらないのですか?」
捕吏:「卑しい巫女の分際でどの目を開いてつっかかってやがる。。。この!」
ソル:「この手を切ってしまう前におろしなさい。。」
捕吏:「これは何だ?あぁ、こいつ、ひもだな?女みたいな顔しやがって。。。」
突然目つきの険しくなるヨヌ
ヨヌ:「お前、夫人が家を出たわけを教えてやろうか?それはお前のその手癖のためだ。酒さえ飲めば暴力を振るうから若い男と夜逃げするしか。。何か口に入れでもしたら胃がよじれて口の中が酸っぱくなるだろう。それでも酒でも飲んでれば苦痛を忘れられると飯の代わりに酒をあおっていたのだろう。内臓がしっかりとやられている。今すぐ酒をやめなければ寿命を全うできぬであろう。長くて一年だぞ、お前!」
ヨヌの巫女っぷりにだまされた捕吏は恐れをなして逃げ出し、騒ぎに乗じて人々を出してやる。
神気もないのに、巫女のように振舞うヨヌに驚くソル。
ヨヌはあの者の身なりと態度を見て言い当てたのだと余裕を見せる。

王の御輿行列が始まり、地にひれ伏していたヨヌは、初めてフォンと縁を持ったあの日のように、
我を失ったかのように、飛び行く蝶に見とれて顔を上げてしまう。
王の竜顔を見たヨヌは自分でも分からぬ感情があふれ、涙が溢れ出し、
それに驚いたソルがヨヌを連れて逃げ出すのだった。

遠くから弟フォンの姿を見て満足そうにしているヤンミョンの視界に、ヨヌとよく似た女性が映り
逃げるように走っていくその女性の後を追うヤンミョン。。。

捕吏たちを避けて走り去るヨヌは、突然記憶が脳裏をかすめ、わけのわからぬまま押し寄せる感情のためずっと涙を流す。
ソル:「お嬢様、正気ですか?王様の竜顔をあのように正面から見られたら。。。」
ヨヌ:「まさか。。。」
ソル:「何ですか?」
ヨヌ:「お前と私が今日のように誰かに追われたことがあったか?」
ソル:「人生こんな事を二度経験したら今まで生きていられるでしょうか」
ヨヌ:「では、、これは、、だれの記憶だろう?」

跡形もなく消えてしまったその女性。。ヤンミョンは幻想を見たのだと思う。。。
“何を期待しているのだ。既に死に、土の中で眠っている子ではないか”

続きを読む

太陽を抱く月 あらすじ 第6話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第6話

第六回
ヤンミョンが到着するが、ヨヌは既に冷たい土の中に埋められ、
ヤンミョンは茫然自失のままただ眺めるのみだった。。。

ヨヌの訃報がユン・デヒョンの下へも届き、
家へ帰ったデヒョンは娘ポギョンにそれを伝える。
「遠からず別宮に入ることになるであろう。準備をしておけ。」
宮中で宴のあったとき、ヨヌが落としていった手作りの紐をとっておいたポギョンはそれを引っ張り出してきて見つめる。
父の教えの通りに、つまらない罪悪感や憐憫など捨て、今手の中にある紐のように、他の誰のものであっても自分の手中に収めると心に誓うポギョン。。。

“殿下のせいではございません。ですから、どんなことがあろうと、殿下ご自身を責めないでくださいませ。。。”
月も雲に隠れてしまう夜
遺言になってしまったヨヌの最後の言葉を思い出しながら
悲しみを抑えられずすすり泣くフォン。
そこへ兄ヤンミョンが現れた。
涙を流しながら、兄ヤンミョンへ、ヨムが妹ヨヌの最期を看取られたのかと尋ねるフォンだが、
ヤンミョンは冷たく、それがなぜ気になるのだと言い返す。
初めて見るヤンミョンのそんな態度に驚くフォン。
「あの娘が罪人のように宮から追い出されるとき、殿下は何をされていましたか?
 あの娘が生死を彷徨っているとき、殿下は何をされていましたか?
 あの娘が冷たい土の下に埋められるとき、殿下は何をされていましたか?
 あの娘の父と母が流刑になるかも知れぬ今、殿下は何をされているのですか?」
「全てのものを持たれていた殿下ではないですか!
 主上陛下のお心も、私にとって父のような大提学(ヨヌの父)の忠心も、本当の兄弟のようなホ先生の友情も、全てを持っておられた殿下ではありませんか。
一つぐらい、、たった一つぐらい、、私のものとしてはいけなかったのですか?
私にはたった一つでした。私が懇切に望んでいたものはただ一つでした。
一つぐらい、私のため譲ってくださることはできなかったのですか?
私なら守っていました。私の全てをかけてでも、私の命をかけてでも、守り抜いていたはずです。
殿下は、守れませんでした。」
今になってヤンミョンの心を知ったフォンは驚き、
兄弟ではなく、一人の女性をめぐる男と男として、自分は守れなかったため、
フォンはまた頭を上げることができないのだった。。。
「次の生では私の人となりましょう。来世では、必ず私が守ってみせます。」と言い残し、立ち去るヤンミョン。。。

ノギョンは星宿庁をしばらく離れ、心と体を浄化したいと皇太后に暇を請う。

続きを読む

太陽を抱く月 あらすじ 第5話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第5話

第五回
世子の后となったヨヌの、国の儀式の練習が始まる。
労をねぎらうため、普段は食べないような特別な料理や文を準備するフォン。
このような二人の心をあざ笑うかのように、
夜遅く、こっそりと星宿庁を訪れた皇太后は、ヨヌの生年月日と衣類を届け、ノギョンの黒呪術が始まる。
得体の知れない「気」に苦しみ、ヨヌはそのうち失神してしまう。
皇太后:「これで全て終わったのか?では、いつごろ訃報が届くであろうか」
ノギョン:「もともと、天の定めた命を一瞬にして奪う呪術などというものはございません。ご心配には及びません。原因不明の病を長く患い、そのうち命を変えられることになりましょう。」
皇太后:「確かに、急死したらむしろ疑われるかもしれない。かえってよかったの。いくら王といえども病気の者を宮中に置くことはできぬ。あの娘の命は天ではなく我らに委ねられておるようなもの。」
皇太后は星宿庁のまた別のドアへと近づき、この全ての過程を見てぶるぶる震えているミナ姫に話す。
「これは、、恐れをなしていらっしゃるのですか?もう全て終わりましたから、緊張を解いてくださいませ。
心配されますな。これで姫が望まれるものを手に入れることができましょう。」

ノギョンの黒呪術の後、日に日に病状が悪化していくヨヌは、遂に宮の外へ追い出される。
知らせを聞いて別宮に駆けつけたフォンの前に兵士たちが立ちふさがる。
「どかぬか!私の后だ!誰の思い通りに家に送り返すというのだ!どけ!」

皇太后の元を訪ね、世子フォンがまた別の策略を立てる前に、全てのことを封じようとユン・デヒョンは提言する。
すると皇太后は、「世子はまだ政治を知らない」と答えるのだが、
ユン・デヒョンは成均館の学生たちがデモを起こしたことを引き合いに出し、
「世子は政治を知らないわけではございません。自身の朝鮮となる時まで、無邪気な顔で偽装をしているだけでございましょう。」と話す。
ユン・デヒョンの言葉にフォンを訪ねる皇太后。
フォンに、もうヨヌのことは忘れ、ただじっとしているよう言う。
そして、王と世子が欲を出したりしなければヨヌも平凡に幸せに暮らしていただろう、
ヨヌが不幸になるとしたら、それは世子が原因であり、その兄の羽が折られるとしたら、それも世子のせいであり、王が側近を失うとしたら、それもまた世子ゆえであるから、ただただ動かずじっとしているように、と釘を刺す。
フォンは反発する言葉すら出せない。。。

家に帰ってきたヨヌは相変わらず病に苦しみ続ける。
母は自分の命に代えてでもヨヌを救ってほしいと懇願するが、痛みを抑える薬さえ見つけることができない。
悩み苦しむヨヌの父の元へノギョンが現れる。
「王室にいなければならない巫女が、ここへ何の用ですか」
「私の神気(霊感)がここへ導きました。少し、お嬢さんを見てもよろしいですか」
  ・
  ・
「お嬢さんは、神病(巫女として生まれ変わるための苦しみ)であられます。。。」
これに驚くヨヌの父と、自分の病名を聞くことになるヨヌ。。。

一方、病気の者を宮中に入れたということで、ヨヌの父とその家門を牽制することができるよい口実ができた外戚勢力は宴をもよおし、王に上奏申し上げることを論議する。
ユン・デヒョン「羽があるのに飛べない苦痛はもっと大きいもの。。ゆっくり、ゆっくりやりましょうぞ。」
シムサン:「万が一、世子后ホ氏の病勢が突如好転でもしたら。。。」
ユン・デヒョン:「あの娘が生きて宮殿に入ることはないであろう。死んだ霊魂が墓から飛び出してでも来ない限り。。。」
だが、父と長官たちの話をポギョンが聞いてしまう。
ポギョン:「ヨヌを、、、殺されるのですか?」
ユン・デヒョン:「この父が怖いか?その娘が哀れか?言葉のとおり、その娘は時が来れば死ぬ運命だ。もちろん、時期が遅れるならば、そのときは手を下さねばなるまい。この話をありのままに話してやる理由が何であると思うか。まさに、覚悟が必要であるからだ。」
ポギョン:「覚悟ですか?」
ユン・デヒョン:「宮中で生きたいと言ったな?世子の心を得たいと言ったな?ならば!生半可な憐憫や自責の念などは捨てよ!その代わり、お前のものを奪われた時と屈辱を記憶せよ。望んだものを手にしたときの喜びを記憶せよ。それくらいの覚悟なしに二度とその位置を欲しがるでない!」

ノギョンはヨヌの父に、神(しん)がヨヌを巫女として選んだので、その神を受け入れない以上病状はよくならないと話す。
そして父の、神の選択を拒否する術はないのかという問いに、その代償は命だと答える。
代わりに自分の命を捧げると言う父を、ぼんやりとした目で見つめるヨヌ。。。

朝から世子妃を廃するようお願いする上書がたくさん届き、その知らせにフォンは大変苛立つが、
彼らを説得する力も、術もない。。。
「私のざまはなんとも情けないな。。。」
ヨヌは追い立てられるように実家に帰され、その兄でありフォンの師であるホ先生も病人の家族という理由で参内を許可されず、このようなときにヤンミョンさえもいない。
宮殿内に自分の側の人間が誰もいないと思ったそのとき、
フォンは以前紹介されたウンの存在を思い出す。
蹴鞠の試合で負けたことを口実に、ウンを連れてきて宮殿を抜け出すフォン。
「ヨヌや、、ヨヌや、、私がわかるか?構わぬ、、私が、そなたを分かるなら、それだけで、、」
フォンの呼び声に目をぱちぱちさせたヨヌが、閉じた目を開けようとしない。
フォンが体をゆすって起こすと、、
「本当でございますか?幻でなく、本当に、殿下でございますか?」
「幻ではない。私が、そなたに会いに来たのだ。ばかではないか」
「太陽を抱く月とは、、、王は陽といい、王妃は月という。
このかんざしは白い月が赤い陽を抱く装飾がされているので、私はこれを太陽を抱く月と名づけた。
私の心の正妃は、、ヨヌ、そなた一人である。だから、早く健康を回復し、私の元へ帰って参れ。」
自分が神病であることを知るヨヌは、フォンのそばに帰ることができないことを知っているため、
お願いのような遺言を残す。
「殿下、恐れ申し上げます。初めて出会ったあの日、泥棒と間違えて、、恐れ申し上げます。殿下のお心を誤解して会えぬようにしてしまいました。。
全て私のせいでございます。
殿下のせいではございません。ですから、どんなことがあろうと、ご自身を責められませぬよう。。。」
「君子は天を恨まず、人を責めない。」
「はい。。殿下、、私は、殿下にお会いして、本当に幸せでございました。」
「これからもっと幸せになるのだ。そのようなことを言うではない。」

外に出たフォンはウンに告げる。
「キム・ジェウンといったな。ヤンミョンの兄君とホ先生はただ、ウンと呼んでいたな。私もお前をウンと呼んでもよいか?
ウンよ、かたじけない。后が生まれ育った所に一度来てみたかった。
后があのように苦痛の時を過ごしているというのに、
いざ私は何もやってやれぬ。。一国の世子であるのに、一国の世子であるから、、私は、無能だ。。」
涙を流すフォン。
ウンはフォンのそばに仕え、ヤンミョンとはまた違う重荷を背負って生きなければならない世子の苦しみを理解するのだった。。。

続きを読む

太陽を抱く月 あらすじ 第4話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第4話

第四回
ヨヌとフォンの恋が今まさに始まり、
そんな二人の恋に涙を流さざるを得ないヤンミョンとポギョンは、二人を見つめている。。。

フォン:「これまでどうして私を避けていたのだ?私のことが嫌だったのか?」
ヨヌ:「ち、違います。」
フォン:「嫌いではなかった!?それではなぜ、このような危険をおかさせたのだ?」
ヨヌはフォンがポギョンと内密に会ったことを話し、王子の心がその子へ向いていると思ったと言うと、
「それは全てそなたのせいだ。そなたが嘘さえつかなかったら、、あの娘をそなたと勘違いするようなことはなかったではないか。 待て。。まさか、、そなた、、私とあの娘を嫉妬しているのか?」
「はい?ち、違います。」
二人が話している間、屋根の上から内官ヒョンソンが桜吹雪を散らしている。。。
フォン:「もうすぐ禁婚令が下されるであろう。我が后を選び始めるということだ。そなたも名を上げるのであろう。待っておるぞ。そなたなら必ず、我が后となることができるはずだ。」

ヨヌとの再会以来、魂の抜けたようなフォンはヒョンソンを呼び、
「ヒョンソンよ。。ヨヌが、私にサンチュを送った理由を、お前は知らないだろう。。」
「待つという意味と民の心を伝えようとされたのではございませんか。
 殿下は鉢からどのような花が咲くのかと待ちに待っておられました。ですが、その待ちわびる心がどれほど強いとしても、米を収穫するまでの農民の心には比べられません。
また、サンチュは薬の材料としても用いられる野菜でございます。
サンチュを摂りますと少しの間眠気が差しますが、その後には頭がすっきりとしてむしろ聡明になるばかりでなく、心の中で固まっている怒りをといてくれる効果までございます。
これは、当時ホ先生を憎まれておられた殿下に、もう怒りをおさめて学問にのみ集中してくださることを願うヨヌ嬢様の深い思いにほかなりません。。。」
「なんと!お前がなぜそれを。。。ヨヌが私にだけ話してくれたことなのに。。。」
「私、サンチュの話だけでももう14回目でございます。頭が石でない限り、どうして忘れることができましょう。」

フォンは小走りでヨヌの兄であり、自分の師となったヨムに会いに行き、
授業が終わるとすぐ、ヨヌのことを尋ねる。
「ヨヌは未婚の書類を出しましたか?」
「殿下どうか、願わくは、臣の小さな願いを聞き届けてくださいませ。
朝鮮の民であれば未婚であることを証す紙をお捧げすることが道理であること、百も承知でございますが、
臣の妹だけはどうか、、どうか、免じてくださいませ。」
ヨムの思いがけない願いにフォンは驚く。
ヨヌに告白もしていないのに他の人に先に話すわけにはいかないフォンは、
誰かというところは抜いて告白してしまう、、、
「私はそうはできぬ。。。そなたの願いを聞くことはできぬ。。
そなたを失いたくないのが一つ目の理由だ。。
二つ目の理由は、、私が、、私が、、好きだから!」
好きだという告白に固まってしまうヨム。
内官ヒョンソンは、そんなヨムの隣で
「違います、、、殿下がお慕いされているお方はホ先生では決してありません。。
誤解しないでください。ホ先生ではありません。
誰だと申し上げることはできませぬが、ホ先生によーく似た女子であるということだけ、お知り置きください。」

一方ヨヌの父は未婚の書類を提出する準備をしているが、
ヨヌの母は、既に后の座に吏曹判事ユン・デヒョンの娘が内定している状況で
下手に未婚の書類を提出し、ヨヌが最後のほうまで落ちずに残ってしまったら
やはり王の女性として一生を独り身で過ごさなければならないということを考えると心配で、夫を止めたいのだった。

師ヨムが願いを請うた理由を知ったフォンは、公正なお后選びのため大殿(王の住む宮殿)に入り王に謁見する。
フォン:「父上、どうか、后の内定者を撤回してくださいませ。父上様におかれましては、おばあさまを越えて下さいませ。」
王:「お前の恋心のため私が些細なことで動くようなことはない」
フォン:「恋心だけで申し上げる願いではございません。私の后でございます。これからこの国の母となる女子を選ぶ場でございます。
その座に最もふさわしい女子を選ぶのが当然ではございませんか。」
王:「それを知っている者があのような軽挙妄動をおかしたというのか!
お前の醜聞を防ぐため急ぐ国婚だ。状況をややこしくしたお前の非を省みることもできず、それを今誰に正せと言っておるのか」
フォン:「私が全てを元通りに戻したら、公正な后選びを命じてくださいますか?」

禁婚礼が下されたのを見て参内したヤンミョン。
ヤンミョンは王が自分とヨヌの婚姻を認め、約束してくれたと思い込んでいたのだが、
王は約束した憶えはないと言う。
王:「男の器というものに王となる者があり、臣下となる者がおるように、女子もまた等しい。
王妃となる器と君の夫人となる器が別にあるというもの。」
ヤンミョン:「もしも后選びで脱落したなら私にお許しくださいますか?」
王:「后選びで落ちた女子もまた、全て世子の女子よ。それが国の法であることを忘れたか!」
ヤンミョン:「それでは臣が慕う女子が不幸になるのをただ見ていろと仰るのですか」
王:「二度とそのような言葉を口にするではない。再びこのような不忠を働くのであれば、それは謀反である!」
自身の愛を「不忠」と言われる王に、また心に消すことのできない傷を受けるヤンミョン。。。
ほしいものを全て手に入れるフォン、、だが、自分を心から慕ってくれるフォンを思い切り憎むことのできないジレンマにヤンミョンは苦しむのだった。。。

二人の息子の問題で頭の痛い王は、少し憂さを忘れようと愉快なミナ姫に会いに行くが、
ミナ姫もまた、ホ・ヨムと結婚させてほしいと頼み
王:「だめだ。あの者は後に国の宝となる、百年に一人の逸材である。」
姫:「ですから、姫の夫となる資格は十分ではありませんか」
王:「儀賓(王族ではないが王族と結婚した者)となれば、官職に出ることができなくなる。のみならず、どのような政治的活動においても発言権を失い、それゆえ素晴らしい人材を儀賓として迎え入れてはならぬのだ。」
姫:「嫌です。。。私はあの方でなければ嫌です。」
王:「ミナよ。。そのような者が儀賓となっては不幸になる。儀賓というおもがいでその者の才能を縛り、羽を折ってしまうとしたら、それより悲しいことはないだろう。それゆえ、その者はもう忘れよ。」

続きを読む

太陽を抱く月 あらすじ 第3話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第3話

第三回
皇太后ユン氏は巫女ノギョンを呼び、姫と社会勉強を共にするための友人、礼童として参内したヨヌとポギョンの顔相を見よと命ずる。
「皇后の相。二人の娘のうち、次の皇后となる相をもつものを選べ。」

ヨヌはポギョンに初対面の気まずい思い出を忘れ、仲間として仲良くしようと言う。
ポギョンはそんなヨヌが気に入らないが、
「宮廷では誰一人として敵にまわしてはならない。例え敵だとしてもうわべは口の中の舌のように振舞え。絶対にお前の心の内を明かしてはならず、ばれてもいけない。それが政治というものだ。」
という父ユン・デヒョンの教えに従い、心の内を隠したままそうしようと答えるのだった。

一方フォンはヨヌに再会するため、誰のおかげで失職せずに位まで上がったのかと家臣のヒョンソンを脅し、文を託す。
“そなたが参内するという話を聞き、眠ることもできなかった。必ず人を送るから、その時また会おうぞ。”
ヨヌにもう一度会うことができると考え、どきどきするフォン。。。

一方姫の部屋に入ったヨヌとポギョン。
ヨヌが兄フォンの師ヨムの妹であることを知っているミナ姫はヨヌを温かく迎え入れる。
まごつくヨヌ、そしてそれが気に入らないポギョン。。。

皇太后(王の祖母)からの命を受けたノギョンは屏風の後ろに隠れ、
二人の娘の顔相を見、「朝鮮の空に浮かぶ、二つの月とは。。。」とつぶやく。
顔相を見た後、ノギョンは悩みにくれるように言葉を発せずにいるが、
ようやく皇太后に答える。
ノギョン:「恐れながら申し上げます、お望みは叶えられましょう。」
皇太后:「それでは、こたびの娘が、、、」
ノギョン:「後に、交泰殿(宮殿の内部にあった寝殿)の主人となられましょう。」
ノギョンは皇太后の殿を出ながら、運命の渦の中に吹き付けられる死のにおいを感じ取る。
「これはなんという運命のいたずらだろう。。。皇后の相を持ちながら交泰殿の主人とはなれぬ運命。。。皇后の相は持っておらぬが交泰殿の主人となる運命。。。二つの月。。。二つの太陽。。。そして死のにおい。。。」

王子フォンは突然現れた兄ヤンミョンを見て全身で再会の喜びを表現するが、
日程の都合で久しぶりに会えた兄との再会を邪魔されたため、蹴鞠の試合を提案する。

一方ミナ姫と刺繍をしていたヨヌは、裁縫箱の中にフォンが送った文を見つけ
フォンが自分を怒るため会おうと言っているのだと誤解し、
自分を探しに来た内官ヒョンソンに、自分がヨムの妹ではないと嘘をつく。

蹴鞠の試合は始まり、ヤンミョン、ヨム、ウンの仲のよさに驚くフォンは、
ウンが今回の科挙に合格した話を聞き、ヨヌの言葉を思い出す。
ヨヌとの出会いで、よい臣下で、友となるヨム、ウンと縁を深めていくフォン。。。
ミナ姫はヨムが蹴鞠の試合をするという話を聞き、
ヨヌとポギョンを連れ試合場に来る。
ヨヌを見つけたヤンミョンは、その視線がフォンに向けられている姿を見る。
“皆が王子のものとなってもよい。。。ホ・ヨヌ、、、お前さえ私だけの者となってくれるのなら。。。”

帰る道、王様と出くわす三人。
王はヨヌとポギョンに頼みごとをする。
王:「参内した以上、温室樹を話してはならない。これがどういう意味か分かるか。。」
ヨヌ:「温室樹を話さぬとは、中国は漢の時代の名臣コンガンの言い伝えでございます。知り合いが宮殿の庭にはどのような木があるのかと尋ねてもコンガンは絶対に答えなかったと申します。宮中や朝廷でのことは絶対に外へ流してはならぬという意味でございます。」
姫の心も我が物にし、王子の文をもらい、更には王様の心までも手に入れたようで、
ポギョンはヨヌをどんどん目の上のたんこぶのように考えるのだった。

王の元へヤンミョンがやって来た。
ヤンミョン:「恐れながら申し上げます。私的な参内は慎めと仰られた皇帝陛下のみことばを忘れたわけではございませんが、臣は、、、皇帝陛下にささやかな願いがございます。」
王:「お前が私に願いを、、、申してみよ。」
ヤンミョン:「好いている女子がおりまする。いつになろうと、必ず一生の伴侶として迎えたい女子でございます。もし、万が一臣の婚礼を考えておられましたら、臣の心中も考慮して下さいませ。臣、僭越ながら膝をついて皇帝陛下にお願い申し上げる、最初で最後の願いでございます。」
王:「どこの家の娘じゃ?」
ヤンミョンは驚きながらもヨヌの名を答える。
王:「分かった。考えてみよう。」
ヤンミョン:「い、今なんと仰りましたか?」
思いがけない王の反応に戸惑いながらも喜ぶヤンミョン。
そして、ヤンミョンが部屋を出た後、厳しかった王の目がやわらかくなり、
「宮中への出入りに慎重をきたすように言ったのだが。。。全く足を向けまいとしていたのか。。。」とつぶやく。
王は皇太后により、大好きだった自分の腹違いの兄弟を殺されたことで
ヤンミョンの身にもそのようなことが起きてはならないと、ヤンミョンに厳しくしていたのだった。。。

その夜、家に帰っていくヨヌは昼のことで悩み、想像の世界でフォンとまた対面する。
フォン:「私がお前を脅していると思っているのか。。。」
ヨヌ:「違うのですか?」
フォン:「さあ、、、お前の考えはどうだ?」
ヨヌ:「私がそうではないと思ったら、、もう一度人を送ってくださるのですか?」
フォン:「そうしたら、会ってくれるのか」
ヨヌ:「一度、お会いしてみたいとは思います。もう一度人を送ってくださるのですか?」
自分でも気づかぬうちにフォンに思いを寄せ始めているヨヌ。。。

一方ユン・デヒョンは娘ポギョンを通し、フォンがヨヌに文を送ったことを知り、
後々計画に狂いをきたすかもしれないと、婚姻を急ぐことを願い出る。

昨日のヨヌの嘘により、内官ヒョンソンはポギョンを王子フォンの元へ連れて行く。
ヒョンソンはフォンに、後姿が魅力的だから後姿で娘を出迎え、ゆっくり振り向いて微笑みかけたらどんな娘の心もつかめないはずがないと助言をし、
ヨヌとの再会に胸膨らませながら、 ヒョンソンの助言に従い練習をするフォン。
そこへ足音が聞こえてくる。緊張するフォン。
「やっと会うことができるのだな。。。そうだ。もう知っているだろうが、私は朝鮮の王を継ぐ者である。理由は分からぬが、あの日からお前の姿が忘れられずにいた。  分からぬ娘だな。こうしてようやく会えたのに、顔も見せずにいるつもりか。。。! 誰だ、お前は?」
「はい?」
「なぜここへ来ているのかと聞いているではないか?」
「吏曹判書ユン・デヒョンの娘、ユン・ポギョンと申します。内官をお送りになられたので、私は、ただ、、、」
「す、すまぬ。勘違いであった。。。」
戸惑いながら部屋を出て行ってしまったフォン。
そしてこのことで、ポギョンは王子が会おうとしていた人物がヨヌであることを知る。

一方ヨヌはミナ姫から自分たちが作った腕輪を互いの兄に贈ろうと提案され、内心喜ぶが
「もう一度作ります。これは、、あまりに、、不出来なので、、」と言ってしまう。

ヨヌが嘘をついたわけが分からず、フォンは内官ヒョンソンに怒り、
そのためヒョンソンはヨヌの脳構造の図を持ってくるのだが。。。
ヒョンソン:「ヨヌ嬢様の兄上、つまりホ先生が7割以上を占めていらっしゃいます。      容姿端麗な超天才を一つ屋根の下で見ながらお育ちになられました。ですから、大抵の男は目にも入らないでしょう。
大らかで愉快な魅力を持つ好男子ヤンミョンの君が2割
何をしても絵になるクールなイケメン、キム・ジェウンが1割となります。」
フォン:「そこの小さな点は何じゃ?」
ヒョンソン:「殿下でございます。」
フォン:「何!ヨヌにとって私の存在感がその目くそほどしかない点に過ぎないというのか!」

続きを読む

太陽を抱く月 あらすじ 第2話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第2話

第二回
外出禁止中で息の詰まるフォンは、気分転換に散歩に出るが、
その時ヨヌと出会った時に持っていた傘が宙に浮いているのを見つける。
「まさか、もう一度会うことができるということか?」
落ちた傘を拾いながら、もう二度と会えないだろうと思っていたヨヌと
再会することがあるかも知れないという希望を抱くのだった。

一方ヨヌは昼間に会った少年が王子であったことを知り茫然自失になるが、
突然人の気配を感じてびっくりする。
「まさか刺客を送られたのではないわよね?」
物音のしたところには、文と解憂石と書かれた石が置いてあった。
「解憂石?」
“何の悩みがあって眠れずにいるのだ?この石に悩みを打ち明けてみよ。この石は解憂石という石で心配ごとの身代わりになってくれる。この石がそなたの悩みを持って行き、解決策を持ってくるからもう気を楽に休め。私の旅行土産だ。」
「また来てたのね?」
その文と石を置いていったのは、ヤンミョンだった。

その頃、ウンとヨムは武芸を磨くためしのぎを削っていた。
陰からそんな二人を見つめヨムが勝つのを祈る気持ちで見守るソル(ヨヌの下女)。
そこへ突然現れたヤンミョンにウンとヨムは驚き、
ヤンミョンは二人の友人の科挙試験合格を大喜びで祝う。
ヨム:「約束の時刻を過ぎられたので、旅行がまた長引くかと思いました。」
ヤンミョン:「大切な人を見て来たので少し遅れた。。。許せ、私がお前たちよりもっと慕う人ができて。」
ヨム:「まさかまた離れの塀を越えられたのではありませんよね。。。」
浮き草のようになんの考えもなく生きているように振舞うが、
胸に大きな石を負い生きているヤンミョン。
「お前たちももう若君のものになるということ、、、か」
誰かのものになることも、誰かを自分のものにすることもできない
重苦しい現実を淡々と傍観しようとしようと無理するヤンミョンに
ヨムとウンは胸を痛めるのだった。

一方、王子の教育をつかさどる官庁が新しく組織されるが、
皇太后の外戚たちが候補に上げられ、フォンは彼らに嫌気が差す。
「おばあさまが少し力を使われたようだ。。。いや、実際に手を下したのはユン・デヒョンという者だろう。。。どいつもこいつも後見として権力を握ろうとする老いぼれたちだ。。。」
ヨムが文学の師としてフォンの部屋に挨拶に来るのだが、あまりに神々しく、また一方であまりに若く見えるのでフォンは驚く。
フォン:「ではこの者はわずか17歳だというのか?」
内官:「王子、師匠に対する礼を。。。」
フォン:「若い年でずいぶん頼もしい後見がいる模様だな」

王は皇太后ユン氏の心の内を知って、フォンだけの治国を作る準備を進める。

内官は、フォンのためヨムを調べ報告する。
ヨムの人気と名声は成均館(儒教の教育を担当していた官府)生徒であった頃から既に素晴らしく、
人物、学問、性品どれをとってもあだのない完璧な儒生の理想的な人物であった。
魔性の儒生と呼ばれており、文学、政治、歴史、哲学、雑学にいたるまで関心のない学問はなく、
深めていない学問はない、一言で勉強が一番簡単だったという超天才だったのだ。
だが内官の得てきた情報はフォンの機嫌を悪くするだけだった。
一方兄ヨムの悩みいっぱいの顔を見て、ヨヌは自分のせいでひどい目に遭っているのではないかと胸を痛める。
「兄上のせいではありません。それは、、、私のせいかも知れません。」
「奸臣になる道はたやすく、忠臣になる道は難しいですが、何が真に王子のためであるかを先に考えなくてはならないのではありませんか?王子は賢明な方でいらっしゃいます。今は兄上を誤解しておられますが、いつか必ず、兄上の忠心を分かって下さるはずです。」

ヨムは昨日のヨヌの言葉に力を得、文学の座をかけて、フォンに授業の代わりにと謎解きを出す。
「世の中の全てを一瞬にして明るくすることもでき、世の中の全てを一瞬にして暗くすることもできる、そのものとは何でありましょうか」
フォンは次の人事のチャンスにヨムを追い出せると確信し答える。
「正解は君主の政治だ。」
だがヨムは、「恐縮ですが私めの持っている答えとは違います。」
「答えはまぶたです。」
子供の戯言のようなそれが答えだというのかと言うフォンに、ヨムはこう答える。
「幼子の目から見れば、世の中の全てが問題にもなりえるし、その答えともなり得ます。
習うということにおいて、最も警戒しなければならない二つのことがありますが、
一つは正解を知っているとうぬぼれる傲慢であり、
もう一つは自分の身勝手に物事を判断する偏見です。
その傲慢と偏見に王子の目と心全てが暗く閉ざされていることを悟って頂きたいのでございます。
君主の政治だと仰ったではないですか、
まことに正しいお言葉です。
ですが、まぶたをきつく閉じたままどうして民の生活を見、
どうして王の道を論ずることができましょうか。
まず習うことに臨む姿勢から正してくださいませ。」
ついにフォンの心は開かれ、これまでの非礼を詫びてヨムを師匠として礼をもって受け入れるのだった。

続きを読む

太陽を抱く月 あらすじ 第1話

太陽を抱く月 あらすじ 全話はこちらから
↓ ↓ ↓
太陽を抱く月 あらすじ全話

太陽を抱く月 あらすじ 第1話

第一回
現王ソンジョ大王の祖母であるユン氏(皇太后)は自分の権力を維持するため、どんな手でも使う人物だった。
ユン・デヒョンに王が大切にしている腹違いの弟、ウィソングンを始末するよう指示するユン氏。
結局ウィソングンは何の罪もないままユン・デヒョンにより殺される。
月明かりの下に葬られてもおかしくなかったこの事実は、星宿庁の巫女、アリに目撃される。
平素ウィソングンを恋慕していたアリが、夢でウィソングンに変事があることを知り駆けつけたのだった。
ユン・デヒョンの追跡を逃れなんとか逃げおおせたアリ。
だがユン氏は、むしろウィソングンに謀反に加担したという濡れ衣を着せてしまう。
星宿庁の上級巫女まで抱きこんでウィソングンとアリに全ての罪を着せるユン氏。。。
命からがら追っ手を逃れたアリは道で気絶してしまっていた。
ちょうどそこを通りかかった貞敬夫人(文武官の夫人)シン氏は生死の境を彷徨うアリをそのままにしておくことができなかった。
命がけで官軍の追っ手を撒き、アリを助けたシン氏。
その瞬間、アリはシン氏のお腹の中の子供の未来が見え、その子が太陽を守護する月の気運を持って生まれてくることを知るのだった。
この恩に必ずや報いたいと、死んでもその子供を守ると誓うアリ。

シン氏の助けで官軍を撒いたアリだが、その逃亡は長くは続かなかった。
すぐにつかまり、ひどい拷問を受ける。
アリの同僚で同じ星宿庁の巫女であるノギョンは処刑の前日、命がけでアリに会いに来る。
アリはノギョンに、太陽と月に対する意味深長な話を残す。
ある子供を守らなくてはならないというアリの言葉に、ノギョンはその子は誰なのか尋ねるが、
二人の話す時間は十分には与えられなかった。。。
次の日、アリは無念のうちに処刑される。

続きを読む